千葉県鴨川市 大本山小湊誕生寺 公式サイト

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平成21年2月

平成21年2月

気をつけよう怒る心に鬼が棲む

今月は節分の月です。今日では、立春の前日の節分に豆まきなどを賑やかに行う風習があります。

この豆まきは「鬼やらい」とも言われ、駆疫・すなわち、災厄を追い払うという意味があります。

日蓮大聖人は「観心本尊抄(かんじんほんぞんしょう)」に『瞋(いか)るは地獄貪(むさぼ)るは餓鬼(がき)癡(おろ)かは畜生諂曲(てんごく)は修羅(しゅら)喜(よろこ)ぶは天(てん)平(たいらか)なるは人也(ひとなり)』と、述べておられます。

すなわち、私達人間は普段、喜んだり、怒ったり、貪(むさぼ)ったり、思うがままに生きたり、こびへつらったり、あるいは平静(へいせい)であったりと、その心持ち一つで六道(ろくどう)(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上)という世界を行き来しているものだ、と、一般には考えられておりますが、お祖師様は、鬼の心の中にも仏様の心があるのだよ、と言われておられるのです。なぜなら、あの怖い形相(ぎょうそう)をした鬼でさえも愛しいと思う者には危害を加えようとしません。

かく考えると、私達の心の中に潜(ひそ)む鬼を追い出すと言うよりも、私達が常に仏様のように穏やかでいられるようにと、お題目(南無妙法蓮華経)をお唱えする事が、すべての人が幸福になる一番の近道なのだと法華経は私達に穏やかに語りかけておられるのだと思うのです。

誕生寺 布教部