千葉県鴨川市 大本山小湊誕生寺 公式サイト

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平成21年3月

平成21年3月

忘れまい先祖も待ってる春彼岸

今月は春彼岸です。この期間には、お仏壇に「ぼたもち」等をお供えして、ご先祖様にご供養する風習が全国で行われます。

これは、品物は同じですが春には「牡丹(ぼたん)の花」・秋には「萩(はぎ)の花」になぞらえて言い方を変えているだけで本来は同じ物です。

一般には、お彼岸は先祖供養の期間とか、迷いの世界であるこの世(此岸・しがん)から、迷いのない安らかな世界(彼岸・ひがん)へ渡ろうとするための仏道修行の期間とも言われております。

日蓮大聖人は【重須殿女房御返事(おもんすどのにょうぼうごへんじ)】に『我等(われら)が心の内に父をあなずり、母をおろかにする人は、地獄その人の心の内に候(そうろう)。誓(たとえ)ば蓮(はす)のたねの中に花と菓(み)との、みゆるがごとし。仏と申す事も我等の心の内におわします』

すなわち、私達を産んで育んで下さつたご両親様をないがしろにしたり、おろそかに扱っていると、地獄のような報いを受ける事になるのだよ。それは、あたかも蓮のたねの中には、花と実が同時になるものだから。と、述べておられます。

かく考えると、生活に追われている中にあつて、子孫の供養を今か今かと待っているご先祖様に孝養の誠を捧げるためにお彼岸の行事を作って下さつた先人達に心から感謝を申し上げる期間としたいものです。

誕生寺 布教部