千葉県鴨川市 大本山小湊誕生寺 公式サイト

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平成21年11月

平成21年11月

今月当山では、宗祖日蓮大聖人のご命日を偲び、その御遺徳を慕って法要を営み、御報恩の誠を捧げます。

 

日蓮大聖人は【開目抄(かいもくしょう)】に「孝(こう」)と申(もう)すは高(こう)なり。天高(てんたか)けれどもう孝(こう)よりは高(たか)からず。また孝(こう)とは厚(こう)なり。地厚(ちあつ)けれども孝(こう)よりは厚(あつ)からず。聖賢(せいけん)の二類(にるい)は孝(こう)の家(いえ)より出(いで)たり。何(いか)に況(いわ)んや仏法(ぶっぽう)を学(がく)せん人(ひと)、知恩報恩(ちおんほうおん)なかるべしや」と、述べておられます。

 

すなわち、孝養心といったものは、天がどれくらい高いものであるかは決して計り知ることは出来ないけれども、孝養心よりは高くはない。また、地面がどれくらい厚いものであるかはわからないが、孝養心の厚さにはとうてい及ばない。世の中で聖人や賢人と言われた方々は孝養心が高く、厚い家から生まれたのである。ましてや、法華経に出会い、その教えを生きる人々は、仏様の御恩(ごおん)を知ってその御恩に報(ほう)じ奉(たてまつ)る事を忘れてはならない。と、言われておられるのであります。

 

かく考えたとき、宗祖はそのご生涯を通(つう)じて法華経に一身(いっしん)を捧げられたことは申すまでもありませんが、自らを生んで育(はぐく)んで下されたご両親様への孝養を片時(かたとき)も忘れられた事はありませんでした。

 

だからこそ、同抄(どうしょう)に『この経(きょう)は内典(ないでん)の孝経(こうきょう)なり』と結ばれておられる御意(みこころ)を項くことが宗祖へ直参する事になるのではないかと思うのです。

誕生寺 布教部