千葉県鴨川市 大本山小湊誕生寺 公式サイト

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平成22年2月

平成22年2月

君しだい鬼になるのもならぬのも

今月は節分の月です。今日では、「鬼やらい」とも言われ、駆疫(くえき)・すなわち、災厄を追い払うという意味から、全国では立春の前日の節分に豆まきなどを賑やかに行う『節分追儺会(せつぶんついなえ)』が営まれます。

日蓮大聖人は「松野殿御返事(まつのどのごへんじ)」に『悪(あく)の因(いん)に十四(じゅうし)あり一(いち)に驕慢(きょうまん)二(に)に懈怠(けだい)三(さん)に計我(けいが)四(し)に浅識(せんしき)五(ご)に著欲(じゃくよく)六(ろく)に不解(ふげ)七(しち)に不信(ふしん)八(はち)に顰蹙(びんじゅく)九(く)に疑惑(ぎわく)十(じゅう)に誹謗(ひぼう)十一(じゅういち)に軽善(きょうぜん)十二(じゅうに)に憎善(ぞうぜん)十三(じゅうさん)に嫉善(しつぜん)十四(じゅうし)に恨善也(こんぜんなり)』と、述べておられます。

すなわち、私達人間の良い行いを妨(さまた)げてしまうものに十四の邪(よこしま)な心の働きがあると言われるのです。それは、

  1. 驕慢・・・驕り慢って仏の教えを聞かないこと
  2. 懈怠・・・仏の教えの通り生活を営む努力を怠ること
  3. 計我・・・自分に都合良く仏の教えを理解すること
  4. 浅識・・・浅はかな知識で仏の教えを解釈すること
  5. 著欲・・・自分の欲望に執着して仏の教えを軽んじること
  6. 不解・・・仏の教えを正しく理解しないこと
  7. 不信・・・仏の教えを信じないこと
  8. 顰蹙・・・仏の教えを信じる人を嫌い憎むこと
  9. 疑惑・・・仏の教えを疑うこと
  10. 誹謗・・・仏の教えを謗ること
  11. 軽善・・・根本的な善行である仏の教えを軽んじて蔑ろにすること
  12. 憎善・・・根本的な善行である仏の教えを憎み反対すること
  13. 嫉善・・・根本的な善行である仏の教えを嫉み妨害すること
  14. 恨善・・・根本的な善行である仏の教えを恨み敵対すること

かく考え今日(こんにち)の自分を振り返って見たとき、いくつ自分にあてはまったでしょうか?すべての悪の因を一度になくすことは難しい事かも知れませんが、毎日を感謝(どんなに苦しくても、今日と言う日を生かされている)する事が、善行を積む大切な第一歩になるのだよと、宗祖は私達に語りかけておられるような気がしてならないのです。

誕生寺 布教部