千葉県鴨川市 大本山小湊誕生寺 公式サイト

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平成22年3月

平成22年3月

老いて後(のち)思(おも)い知(し)るこそ悲(かな)しけれ
この世(よ)にあらず親(おや)の恵(めぐみ)を

 

私たちは、自分が親になり、年老いたときに改めて親の恩恵(おんけい)に気づくことが多いと言われております。

しかし、その恩を知ったときには、親はすでにこの世からいなくなっている事が多く、よく葬儀の折に不知恩(ふちおん)を嘆(なげ)くと言います。

日蓮大聖人は『上野殿御消息(うえのどのごしょうそく)』に、「親(おや)によき物(もの)を與(あた)えんと思(おも)いてせめてする事(こと)なくば一日(いちにち)に二三度笑(にさんどえみ)て向(む)かえと也(なり)」と、述べておられます。

すまわち、親孝行をしたいと考え、何か親に美味しい食べ物を与えたり、良い服を買ってあげたりしたくても、事情があって出来なそうな時には、せめて一日に二・三回笑顔を見せてあげることが大切である。と、申されておられるのです。

今月は春彼岸を迎えます。かく考えたとき、子供の幸せを一心に願っておられるご両親様に笑顔を見せて親孝行を積み、また、今は亡きご先祖様へのご恩報(おんほう)じとして、お寺にお参りをして、本堂でお題目を唱え、お墓に詣(もう)でて花を供え、お線香を手向(たむ)けて感謝のお題目を唱えることが彼岸に渡(わた)る第一歩になるのだよと、日蓮大聖人はお示し下さっておられるのではないかと思うのです。

せめて、彼岸期間には【産(う)んでくれた恩(おん)】・【育(そだ)ててくれた恩】・【護(まも)って下(くだ)さっている恩(おん)】に【感謝(かんしゃ)】したいものです。

誕生寺 布教部