千葉県鴨川市 大本山小湊誕生寺 公式サイト

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平成22年9月

平成22年9月

今日彼岸(きょうひがん)菩提(ぼだい)の種(たね)を蒔(ま)く日(ひ)かな

今月は秋彼岸です。この期間には、お仏壇に「おはぎ」等をお供えして、ご先祖様に感謝のご供養ををするのとともに、普段迷いの世界であるこの世(此岸)から、迷いのない安らかな世界(彼岸)へ渡ろうとするための修業期間とも言われております。

法華経の【序品(じょほん)】には『慈(じ)を以(もつ)て身(み)を修(おさ)め善(よ)く佛慧(ぶつて)に入(い)り大智(だいち)を通達(つうだつ)し彼岸(ひがん)に到(いた)りと、説かれております。

すなわち、私たちが彼岸に到るためには、仏さまのお悟りになられた法(ほう)=真理(しんり)を体得(たいとく)しなければなりません。そのためには、慈悲の心をもって日常生活を送ると言うことであります。

この慈悲の心とは、自己中心的な物の考えではなく、他の人に対して慈(いつく)しみ(思いやり)の眼差しを手向け、困っている人がいたら今の自分に何がしてあげられるか、と言う自己犠牲(じこぎせい)の心=菩薩行(ぼさつぎょう)が大切な事ではないかと思うのです。

昨今は、『正直者(しょうじきもの)が馬鹿(ばか)を見る』とさえ、揶揄(やゆ)されるような世の中になって来てしまったような気がします。

そんな時代だからこそ、このような人格者が求められるのではないでしょうか。

かく考えたとき、蒔(ま)かぬ種は生(は)えません。生えたら水をあげなければ枯れてしまいます。

どうぞ、みんなで種を蒔き、毎日絶え間なく努力し続け、世の中を今一度、蘇生(よみがえ)らせようではありませんか!

誕生寺 布教部