千葉県鴨川市 大本山小湊誕生寺 公式サイト

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今月の法話

今月の法話

     

今月の法話    令和4年9月

 

      悪世(あくせ)の中(なか)には

      多(おお)く諸(もろもろ)の恐怖(くふ)あらん

      悪鬼(あつき)()の身()に入()って

      (われ)を罵詈毀辱(めりきにく)せん

      我等(われら)(ほとけ)を敬信(きょうしん)して

      (まさ)に忍辱(にんにく)の鎧(よろい)を著()るべし

    法華経 【 勧 持 品(かんじほん)

     

お釈迦さまは、「五濁悪世(ごじょくあくせ)(仏の教えが正しく広まらなくなった時代)になると、人々の心は貧しくなり、様々な欲望を優先する人々が多くなるが故に、正しく生きている人が責められる。それは、時には悪鬼(まよいのこころ)がごく身近(家族や友人・知人・恩人等)な人の心の隙(すき)をついて入り込み、正しき者の心の動揺(ふあん)を誘(さそ)い、悩ませ、惑(まど)わせることであろう。しかし、仏(お釈迦さま)の存在と、それを守護する諸天善神(しょてんぜんじん)の神力(じんりき)を信じて、たとえ辱(はずかし)めを受けるようなことがあっても耐え忍びなさい。さすれば、必ず仏は如来の衣をもって包みこむであろう。」と、説いておられます。

かく考えたとき、「高価な壺(つぼ)を買ったから幸福(しあわせ)になれる」とか「高価な限定の数珠を身に着けたから幸福が訪れる」のではなく、辛く、苦しく、悲しく、やるせないような時こそ、お釈迦さまの存在を信じ、両掌(りょうて)を合わせ、南無妙法蓮華経と唱え、自らの心に向き合い、問うていくことが大切なことではないかと思うのです。

すなわち、穏(おだ)やかな心に幸福が宿るのです・・・。

 

 

誕生寺 布教部