千葉県鴨川市 大本山小湊誕生寺 公式サイト

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今月の法話

今月の法話

今月の法話    令和3年8月

 

      ()れ 父母(ふぼ)の物(もの)を ゆづられながら

      死人(しにん)なれば 何事(なにごと)のあるべきと思(おも)いて

      後生(ごしょう)を訪()はざれば 悪霊(あくりょう)となり

      子子孫孫(ししそんそん)にたたりをなすと

      涅槃経(ねはんぎょう)と申(もう)す経(きょう)に見()えたり

【回向功徳鈔(えこうくどくしょう)

     

 日蓮大聖人は、『私たちは、この肉体を含め、両親の物をゆづられておきながら、亡くなってしまったら、その後生(ごしょう)(死後の先)のことは知らないと言って、供養も施さないでいたとしたのなら、その両親はかえって悪霊となって、子々孫々にまで自身の苦を訴えるであろうと涅槃経に説かれている。』と、述べておられます。

 かく考えたとき、お盆の行事が生まれたのも、目連尊者(もくれんそんじゃ)と言う仏弟子が、母親(青提女(しょうだいにょ))を餓鬼道(がきどう)から救ったことに由来します。

 だからこそ、日蓮大聖人は、『目連尊者が法華経を信じ、法華経の功徳を捧げたからこそ、両親が成仏するだけにとどまらず、法華経を施した子供である尊者自身もまた、成仏することが出来たのだよ。』と、戒められているのです。

 今月は、お盆を迎えます。自分を産()んで育んで下さったご両親さまを含め、無数のご先祖さまの後生を願い、お墓にお迎えに行き、仏壇に手を合わせ、今、正に生かされ、守られていることに感謝を捧げていただきたいものです。

 

誕生寺 布教部