千葉県鴨川市 大本山小湊誕生寺 公式サイト

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今月の法話

今月の法話

  

                     平成30年8月

 

 

 

()の大雲(だいうん)の一切(いっさい)の卉木(きもく)・叢林(そうりん)(およ)び、

 

(もろもろ)の薬草(やくそう)に雨(あめ)ふるに

 

()の種性(しゅしょう)の如(ごと)く具足(ぐそく)して潤(うるお)いを蒙(こうむ)

 

(おのおの)生長(せいちょう)することを得()るが如(ごと)

 

 

法華経 【薬草諭品(やくそうゆほん)

 

     

 

 法華経の【薬草諭品(やくそうゆほん)】には、空から降りそそぐ雨は、大地に根をおろしている樹木や草花に対し、平等に潤いを与えると説かれております。

 

 そして、それを受ける樹木や草花も、それぞれの分に応じて雨の恵みを頂戴し、それぞれに応じた生長を見せます。

 

 これと同じように、私たち人間に対しても仏さま(ほけきょう)の教えは平等に

 

説き示され、その教えを受ける私たちも、それぞれに違う悟り(せいちょう)

 

見せると言うのであります。

 

 かく考えたとき、法華経の教えが何故尊(とうと)く、そして有り難い教えであるのかと言えば、すべては【皆平等(ほとけ)】であると説かれるからでありましょう。

 

 つまり、親子であれ、夫婦であれ、上司部下であれ、「お役目(はたらき)」が

 

違うだけで、お互いが尊い存在(すがた)であるという事を相(あい)認め合うことが世の中を【佛国土(ほとけのくに)】にすることが出来るのではないかと思うのです。

 

誕生寺 布教部