千葉県鴨川市 大本山小湊誕生寺 公式サイト

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今月の法話

今月の法話

 

今月の法話    平成30年4月

 

(ほとけ)の御力(おんちから)を疑(うたが)い 

以信得入(いしんとくにゅう)の法華経(ほけきょう)の教(おし)えの 縄(なわ)をあやぶみて

決定無有疑(けつじょうむうぎ)の 妙法(みょうほう)を唱(とな)え奉(たてまつ)らざらんは 

(ちから)およばず 菩提(ぼだい)の岸(きし)に登(のぼ)る事(こと)(かた)かるべし

                 【 持妙法華問答鈔(じみょうほっけもんどうしよう) 】

 

 私たち人間は、日ごろ信仰を持ちながら苦しみが増したり、心が晴れなくなったりしますと、ついその信仰に疑念(うたがい)を持ち、別の道を求めてしまいそうになりがちです。

 しかし日蓮大聖人は、久遠本仏(えいえんのほとけ)であられるお釈迦さまの救いの力を信じきれず、その魂の詰まった南無妙法蓮華経を唱えなかったとしたのならば、お釈迦さまの大いなる慈悲の袖にあずかることが出来ず、幸福(さとり)の境地に到達することは難しいのだよ。と、述べておられます。

かく考えたとき、お題目の信仰と言うものは、「あれもこれも」と言ったものではなく、「あれかこれか」と言う、苦悩(まよい)の中から生まれてくる堅固(かたくな)なる絶対信(しんじん)が求められているのではないかと、痛切に感じるのです。

つまり、辛く苦しい時にこそ、自分自身の内なる心(ほとけ)と向き合う絶好の機会(しゆぎょう)なのではないかと思うのであります。

                                        誕生寺 布教部