本師殿宝塔
お釈迦様のお姿が、あなたの目の奥に・・・
大本山 誕生寺
当山の本師殿宝塔の壁画に、仏伝が画かれています。
筆を執られたのは、日展の評議員であり、審査員でもある斯会の重鎮、故石川響画伯によるもので、それは見事なものです。
仏伝とは、お釈迦さまのご生涯で当山の仏伝壁画は本生譚(ほんしょうたん)、つまり前世の物語(ジャータカ)を画いたもので、古代インドの仏教伝説としてたいへん貴重なものであります。
いま末法に生きるわたくしたちは、仏伝に目を向け、お釈迦さまの修行中のお姿にふれるのも大事なひとときではないでしょうか。
日蓮聖人ご生誕の霊地、小湊・誕生寺の本師殿に詣で壁画にふれ、その余韻をこの写真集にとどめ、折々心の糧としてご覧いただければと思っております。
じっと見つめるあなたの目の奥に、お釈迦さまのお姿がのこりますように・・・。
本師殿宝塔
昭和63年5月完成。総高26メートル、塔体印度砂岩切石貼。内陣に釈尊像(仏師西村房蔵作)を安置。総高3メートル、漆金箔押。壁面に50万枚の散華を奉安、塔内輪蔵に13万3千枚の自我偈写経を収納。又、写経、散華をマイクロフィルムに撮影したプレートを永久保存。宝蔵壁面に仏伝壁画と釈迦十大弟子を奉安。
輪 蔵 |